選挙は誰に投票すればいいのか?論〜2014年の都知事選を前に〜
都知事選が近づいている。
(2014年1月23日22時16分 読売新聞 の記事
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20140123-OYT1T01238.htm より引用開始)
次の「首都の顔」を決める東京都知事選挙が23日告示され、2020年夏季五輪・パラリンピックや、
原発などエネルギーの課題、首都防災、「政治とカネ」の問題などを主要テーマに、論戦が始まった。
この日、立候補を届け出たのは16人。国内総生産(GDP)の2割を生み出し、
日本経済のけん引役を担う東京を誰に託すのか。選挙戦は17日間にわたり、2月9日に投開票される。
選挙戦は、前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(67)、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)、
元厚生労働相の舛添要一氏(65)、元首相の細川護熙氏(76)の4人を中心に展開する見通し。
各候補は第一声をあげた後、都内各地を遊説した。宇都宮氏は脱原発や防災、福祉などのテーマを掲げ、
「社会福祉を充実させる」と主張。田母神氏は「東京を災害に強く景観の美しい街にする」と訴えた。
舛添氏は新宿など繁華街で街頭演説を行い、「世界一安全で安心して暮らせる街にしたい」と呼びかけた。
細川氏は小泉元首相と渋谷、新宿などを回り、「原発ゼロを打ち出すことが大切だ」と語った。
(以下略。引用ここまで)
しかし、選挙のたびに、なんとなく投票しに行った方がいいとは
思っているのだけれど、ぶっちゃけ「誰に投票すればいいのか?わからない…」
そういう理由で、結局、選挙にいかずじまい…、
そういう人、特に若者も多いのではないだろうか?
(投票率のグラフ、統計)
そこで今回、「選挙の時、誰に投票すればいいのか?」がわかるようになる
画期的な方法(目線、見分け方)を提唱したい。
それは、それぞれの選挙で候補者が言っている(訴えている)政策が、
・「いいこと」か「悪いこと」か?
・「賛成できる」か「絶対反対」なのか?
で判断しないということがまず前提となる。
いわば、一般常識的な投票基準を一回放棄してみるということだ。
では、何で判断するのか?
・「有名人」で知っている人だから投票するのか?⇒違う!
・「顔」がかっこいい、かわいいから投票するのか?⇒違う!
そうではなくて、「もし自分がその選挙に出て当選したら、
その政策を『実行できる』と思うかどうか?」を判断基準にするべきなのだ。
なんか難しいことを言われた気がするだろうか?
「俺、選挙出ないし…」「いや、いや、いや。私、そういう難しいことよく
わからないから、わかる人に代わりにやってもらうために選挙があるんじゃないの?」
と感じる人もいるかもしれない。
しかし、まさにそう感じることにこそ、日本の「政治」が一行に機能しない、
「悲劇」の「原因」が隠されているのだ!
その「意識」を変えることが出来れば、日本の政治はちゃんと機能するのである。
詳しくは、のちほど説明するが、そこを踏みとどまって、
「自分が選挙に出たつもりで」「その政策は実行可能かどうか?」
つまり、選挙で訴えられている「政策」が「理想」に過ぎないのか?
それとも「実行可能」な「現実」的なものなのか?
を冷静に判断し、「理想」を訴えている「発言」は全て無視して、
「現実」的な政策だけを見て、
・自分にとって(自分の家族にとって)利益があるかどうか?
・「賛成」出来るのか?「反対」なのか?
で候補者を選ぶべきなのだ。
大事なのは、「理想」を掲げている「政策」は全て無視する、ということである。
「理想」は世の中を動かさない。もし無理に動かしたとしても「悲劇」を生むだけだ。
「人類をみな平等にしよう」と「理想」をかかげ、人々を「熱狂」させた
マルクスの「社会主義(理想)」がどんな「悲劇」を生み出したのかを思い出していただきたい。
だから本当は、マスコミが、候補者の政策を「理想」と「現実」に分けて、
「理想」をバッサリと切り捨てて、「現実的に実行可能な政策はこれだけです」と
教えてくれれば、もっと選挙は投票しやすくなり、投票率は上がるはずなのだ。
でも、それは、見込めなさそうなので、誰か、毎回、選挙のたびに、専門家が
それぞれの「政策」を「実現可能性」という視点から、
「理想」と「現実」に分けてくれないものだろうか?
それをやりたいのですが、本業が忙しくて、自分では出来ないのです。
誰か、そういう「選挙政策の理想と現実を冷酷に仕分けするサイト」を作ってくれませんか?
この記事を引用していただければ、勝手に作っていただいて構いませんので!(笑)