村上龍最新作「歌うクジラ」をiPadで読了した&iPadへの愚痴!?


歌うクジラ 上

歌うクジラ 上


歌うクジラ 下

歌うクジラ 下


村上龍最新作「歌うクジラ」を読了した。


といっても単行本を買ったのではなく、
以前書いたiPad電子書籍バージョン


http://itunes.apple.com/jp/app/id381666756?mt=8


iPad電子書籍の良かったところは、
読む気がなかったちょっとした合間の時間でも
iPadを持ってさえいればこまめに読むことが出来たこと。


あとは、ベッドの上で寝っ転がりながら読むときに
iPad自体が発光しているので、部屋が暗くても読めるだけでなく
仰向けで天井方向に手を伸ばしながらでも明るく読めること!


普通の単行本や文庫で同じ体勢で読もうとすると、
文章の部分がちょうど蛍光灯のあかりの影になってしまい、
いかにも目が悪くなりそうかつ読みづらい感じだったのが
ストレスフリーに!これが個人的には一番画期的だった。

あ、でもベッドの頭の脇にライトとかあるオシャレな生活を
してる人にとっては、別に大したことじゃないのかも。。


あと意外な盲点として、この村上龍電子書籍「歌うクジラ」は
縦長バージョンのみで体勢を変えても横長バージョンにならないのです!
これが実にいい!


ほかの電子書籍を読んでないのでわからないのだが、
例えばiPadのMAPを使っているときに、
自分の向かっている向きに合わせようと地図を回転させると
iPadが勝手に気をつかって(おそらくその傾き具合で天地を判断して)、
縦と横を勝手に自動で切り替え元の向きで見せようと頑張ってしまうのだ。
うまく伝わらない感じ満載だが、つまり超不便なのです!


iPadの「俺、気がきくやつでしょ?」的なこの縦横自動切り替え作動が
本当にうっとうしい時が結構ある。


まあ、本当はそうならないように設定すればいいだけなのかも
しれないが、そんな設定を知らないアナログ人間の私にとって
この縦横が切り替わらないという「歌うクジラ」の設定は
とても良かったと思う。


これで縦横が切り替わる設定だったら、寝転がりながら読むときに
ちょっと角度が変わっただけで、横長バージョンになったり
縦長バージョンになったりして、とても最後までは読めなかったであろう。
縦長バージョンに固定したこの作品の英断に感謝したい。


このiPadの「俺、気がきくやつでしょ?」的な縦横自動切り替え作動、
最初は、ああこのマシンやっぱり優秀なんだな〜、買って良かったなぁと
ちょっと感動する部分でもある。


でも使えば使うほど、徐々に邪魔になることの方が多い機能のような気もする。
ボタンワンタッチで縦横切り替えとかの方がいいのでは…とも思うけど、
きっとほぼ全機能をタッチパネルに集約するという美学だろうから、
文句もいいづらいわな〜。


「便利になりすぎることが、時に不便を生む。」
テクノロジーの進歩とは一体何なのだろうか?と
ちょっとセンチメンタルな気持ちになりました。(←大げさ!)


と、ここまで書いてからネットサーフィンをした結果、
まさにボタン一つで縦横を固定出来る機能が
iPadに搭載されていたことを初めて知りました(爆)


やっぱ説明書読まんといかんねぇ…(苦笑)


ああ恥ずかしい。全部この文章を消したいと思いつつ、
まあ敢えて恥をさらすため記念に残しておきますわ。
もしかしたら同じことにイラっときてるアナログ人間
俺意外にもこの広い世の中にいるかもしれないし、ね。


ある意味、オチがついたということで
最後まで読んでいただいた方もお許しください。


でも、こういうちょっとしたことに何か感じるということ、
そういうことが生きていく上で大事なんだよきっと…(←負け惜しみ)


今後、MAPを使うときには、縦横を固定して使ってみることにします。


本日の教訓「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」転じて
     「調べるは一時の恥、調べぬは一生の恥」


※偉そうなことや奇抜なことを主張する時はよく調べてから主張しましょう(当たり前!)