今回の連続「敗者復活なるか?再生への第一歩」


完敗である。軌道修正するどころか完全な敗北である。
完全なかたちで上司に追い込まれ、もはや手も足も出ない。
しかもこちらの要求はすべて呑んだ上で潰されたので、正当性は向こうにあるときた。
人聞きの悪い言い方をすれば、嵌められたといってもいいくらいだ。


最後の1週間はチェスで言えば、チェックメイト後で勝負が100%ついている状態で
そのまま有無を言わさずゲームを続けさせられたようなものだった。
しかも、お前は無能だ勝てやしないくせに大口ばかり叩きやがってと罵られ続けながら・・・
私は茫然自失し、ノイローゼに近い状態まで追い込まれた。もはやここまでか、会社を辞めようか、と。
20日に大掛かりなプロジェクトが一段落するので、それまではなんとか踏ん張ったものの、もはや私はボロボロであった。


現在は会社のもっと上の上司と相談した結果、会社を一時的に休養中である。
一応、予定では明日25日にも現場復帰をという話だったのだが、ふんぎりがつかず、とりあえず一日延期してもらった。
もともと上司に抵抗したのは自分だったので自業自得といえば自業自得なのだが、
いずれにしてもこの状態から何らかの方向性へと動き出さなければならない。


その前に読みたいと思っていたのが、村上龍の最新作「シールド(盾)」である。
以下は、それをからめて書いていくことにする。