妙なリアリティを持つ「ガキの使い」と「未来ナース」
(今回の連続 飛ばし読み可)
2回続けて触れてきた「村上龍」は一休みして、前回私がリスペクトしている人物として、
名前だけとりあげた、「松本人志」を今回はメインにとりあげる。
そして、今回登場するのは、私がこれまたリスペクトしている「水道橋博士」、
ようするに「浅草キッド」がかつてTBSでやっていた「未来ナース」という番組である。
私は、自称「お笑い」好きであるが、本当はどちらかというと、「芸人」好きなのだと思う。
そういう意味では、今後、「エンタの神様の功罪」というテーマを書かなければならないだろうし、
「ビートたけし(北野武)」「爆笑問題」についてもゆくゆくは触れたいと思っている。
そんなところで、そろそろ本題に入ってみる。
(飛ばし読み ここまで)
では、ここから本題である。
今日は「ガキの使いのオープニング」の面白さと後期「未来ナース」の面白さの共通点である
「妙なリアリティのあるフィクション」について述べる。
「ごっつええかんじ」なき今、「笑いの天才」こと「松本人志」が
最も本気で取り組んでいるのは、「ガキの使い」であろう。
エンドロールのド頭で、「企画 松本人志」と流れる、15周年を迎えた番組であり、
最近DVDが4ヶ月連続で発売された。
DVDに収められている「罰ゲーム」も「トーク」ももちろん面白いし、
「七変化」も大好きではあるが、私は今回はあえて、フィクションがうまくいった時の「オープニング」をとりあげたい。
これは、具体的にいえば、いわゆる「板尾の嫁」のために狂ったように金策に奔走する
「板尾創路」(いちゃもん板尾シリーズ)がうまくはまった時の「オープニング」である。
あるいは、各メンバーをこっそり尾行してその挙動を確かめる
「尾行大作戦」がうまくはまったときの「オープニング」である。
絶対にそんなわけないと思いながらみるのだが、もしかして本当なんじゃないか??って
ちょっとでも思わされたら負けたって思うのである。というか演出側の勝ちなんだよなー。
(もちろん本当は勝ち負けなんかじゃなくて、面白くて笑えればそれでいいのだけれど)
まあ、要するにその絶妙の「絶対うそなんだけど、もしかしてもしかしてホントだったりするのかなー、
いやそんなハズないんだけど、なんか妙にリアルだなぁ」という空気感が私は好きだ、
ということが言いたいだけなのかもしれない。なんかうまく伝わらない気がしてきたけど。。
で、僕はですね、その「妙なりアリティ」という意味では、もう放送してないけど、
「浅草キッド」がやっていた「未来ナース」はすさまじく面白かったなあ、と思ってるんですよ。
例えば、映画評論家「水野晴郎」VS「ガッツ石松」のマジ喧嘩とか、
「ガチンコファイトクラブ」が流行っていた時期に、
ガッツ石松による幻の「ガッツンコクラブ」で、いまどきの若者がガッツにお約束でかみついて
ガッツがマジ切れして放送がそこで中断して、第二回がずっと放送されない、とか
(2015年12月23日追記
いつ消されるかわからないが、幻の「ガッツンコクラブ」の動画を見つけたので、
興味ある方はご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=BMCDlLbCfx4
いや、もちろんウソだと思って見てるんですよ、最初は。
でもね、どうも当人たちを見てるとウソとは思えないんだなーこれが。
しかもすげー面白いんですわ、ウソだと思うんだけどね。
いや、だから結局は、僕の中でこの浅草キッドがやっていた
未来ナースのシリーズはかなり殿堂入りしてるんですよ、きっと。
基本的には、松本人志はお笑いの神といってもいいぐらいの存在なんだけど、
そんな松本人志好きの人に、この浅草キッドがやっていた未来ナースの面白さをわかってほしいなーと
軽くおしつけがましく思ってたぶん今日の文章は書かれています、きっと。
どうですか、みなさーん!!!
まあ、ただ単に好みの問題だと思うけど。
感想もらえると嬉しいです。
それでは、今日はここまで。