男のプライドとは?〜上司と喧嘩(社内テロリスト宣言)〜


世間はゴールデンウィーク真っただ中。
僕はというと、もちろん仕事仕事仕事ってかんじで働きまくってます。
たまに自分のことを「こいつバカなんじゃないかな?」って思うぐらい働いてますねぇ、最近。
振り返ってみるとこのブログの更新も約3ヶ月ぶりですよ、まったく。
その間、案の定1年ぶりぐらいに仕事環境の大幅な変化があり、
特に3月後半から4月の頭までは混沌と書いてカオスと読むっていうぐらい壮絶な日々を体験しました。


チームの移動があったのですが、移動先のチームの激務っぷりといったらハンパではなく、
一緒にそのチームに移動してきた後輩は2週間ほどで自律神経失調症に陥り(診断書あり)
強制休暇をとることになり、ただでさえ忙しかったのにその後輩の仕事も僕がやることになり
(つまりわかりやすく仕事量が2倍になり)、もう何がなんだかわからないまま、
比喩ではなく、寝ないで仕事をし続けるという貴重な経験をすることになりました。


仕事量とともに問題だったのはそのチームの上司とのそりが合わなかったこと。
その上司の社内での悪評は聞いてはいたのですが、その不条理さ(無理難題を押し付ける、
本人が言ったことを覚えていないため指示通り動いたのに「なんでそんなことをしたんだ」と怒られる、
週末に「最近仕事をしすぎてるから土日休め」といわれて真に受けて休むと
週明けに「何でこれやってないんだ」と怒られる、などなど)はさすがに度を超しており、
比較的「和」を重視する僕ですが、今回ばかりは
昔革命児になろうと思っていた僕のハートに完全に火がついてしまったのです。


でもって僕は社内テロリストになろうと決意したのです。
刺し違えよう、自分の将来を多少犠牲にしてでもその上司をつぶしてやろうと思ったのです。
こんな状態が続くぐらいならいっそその方がマシだと思っていたわけです、
そのときは。その上司は、まあ確かに仕事はある程度できる人なのですが、
下からの人望は全くといっていいほどない人で、社内に被害者はたくさんいたのです。
つまり完全に「その上司」=「悪」という方程式が僕の中で成立し、
この機会にその「悪」を退治しよう(つまり、他部署に飛ばそう)と思ったのです。


で、まあいろいろあってその上司はうちの部署で一番えらい人に呼び出されて注意される
というところまではいったのですが、結局他部署には移動せず同じチームで働き続けることになりました。
しかし、いくら上司とはいえその上司のいうことを「はい、そうですか」などと従順に聞くわけにはいきません。
意見を求められたので、思っていることを素直に返すと、向こうも頭にきたらしく一触即発の状態になりました。
完全な対決モードです。その様子を身近で仲のいい諸先輩方が見ていて、その反応は「信じられない」といったものでした。


サラリーマン失格らしいですよ、僕は。あと助言としていただいたのは
「その上司はたしかにキチ○イだからしょうがないけど、どんな上司にも反抗するやつだって
お前が他の上の人たちから思われたら損だからちょっと考えた方がいいよ」というものでした。たしかにね。
でも結構いろんな人たちが心配やら励ましをしてくれたのは正直嬉しかったです。


僕の行動基準・行動原則のひとつに「後悔をしないようにしよう」という月並みなものがあります。
僕は何も言わずにその状況が続くぐらいなら、多少リスクを背負ってでもやれるだけのことはやってみたかったのです。
「やれるだけのことはやる。それでダメだったらしょうがない。世の中全てが自分の思い通りにいくはずなどないのだから。
 やってもダメだったらそのときは現状を受けいれる努力をしよう。
 でもやれるだけのことをやらずに現状を受け入れるのは絶対にイヤだ」というポリシーを貫いちゃったのです。
結果、傍目にはサラリーマン失格と映ったようですが・・・


あとずっとその上司と対決しながら僕が思っていたことは、会社や仕事のことはともかく
「人」として「人間」として絶対そいつには負けたくないし、負けない、ということでした。
もしかしたらそんな気持ちのことを人は「プライド」と呼ぶのでしょうか?


まあ4月の中頃ぐらいから反発の甲斐もあってスタッフが増強されたので、
最近は比較的落ち着いてきたのですが、それにしても貴重な経験をしてしまった。


現在も5月6日のプロジェクトに向けてその上司と仕事をしているといった状況ですが、
一応若干ながら環境が改善されたということもあり、大人になってちゃんと指示に従って仕事をしてます。
エラいな〜俺。まあ多くの人は当たり前だと思うことなんだろうけど、
個人的には、いつぞやの銀メダルをとった有森裕子の気分ですよ、完全に。
「自分で自分を褒めてあげたい」なんてね。


今回はここまで。