郵政民営化の行く末は?


(今回の連続 飛ばし読み可)


7月末までのプロジェクト。まあ具体的にいえば隅田川花火大会がらみのプロジェクトが終わって仕事的には一段落。
初めてのことだらけで大変だったけどいろいろと勉強になった3ヶ月間だった。
ちょっとおろそかにしていた通常のレギュラー業務を頑張らないといかんなーというかんじ。


この間、めぼしいことといえば、
7月18日に東京ドームにいってNOAH 「創立5周年記念 “DESTINY 2005”」を観戦!
『「プロレス的」であること』というテーマで何かを書こうと思っている俺だが実はこれが
記念すべきプロレス初観戦でした。正直知らない選手の方が多かったけど結構面白かった!
バーリトゥード(なんでもありの総合格闘技K−1やPRIDEなど)もいいけど
やっぱりプロレスにもプロレスならではの良さはあるなあと個人的に納得しました。
観客を楽しませるサービス精神ってやっぱり大事だなと。さすがは「プロ」レスリング。
ガチンコでつまらない試合を見せられるよりはよっぽどこっちの方が魅力的ですな。


あとは、海に行ったことぐらいかな。日焼けしすぎちゃったけどね。


重松清疾走 上 (角川文庫)」「疾走 下 (角川文庫)」読了。
重たいトーンだが結構好き。上巻の途中ぐらいから先が気になりだして、
下巻は一気に読んじゃいました。真面目な感想は書き出すと切りがないので、
ふざけた感想を書けば、主人公があの娘とせめて一発やれてれば良かったのになぁ、残念!
という感じかな。実にいろいろな意味で切ないストーリーでした。


(飛ばし読み ここまで)


郵政民営化法案が参議院で否決され、解散総選挙となった。
まあ小泉さんが「(郵政民営化は)おれの信念だ。殺されてもいいぐらいの気構えでやっている」
という発言をしたと聞いたとき、法案を成立させないとアメリカに
(少なくとも政治的には)殺されるぐらいのプレッシャーをかけられてるんだろうな、
だから思わずそんなことを口走ったんじゃないのかな、と思ってしまいました。


まあホントは郵政3事業は分割して考えるべき問題だと個人的には思う。
郵便事業は、ほんとは国営のままにした方がいいんだよな。
ただし、おエラがたの給料は見直すべきだと思うけど。
過疎化している地域とかは市場の原理に委ねたりしたら大変なことになっちゃうし、
そういうのをなんとかするために政府があるわけだからさ。


残りの財政投融資部門、簡易保険と郵便貯金の350兆をどうするかがまあ本題だよね。
ここがアメリカを始め、世界各国の投資家が固唾を飲んで心待ちにしてる部分だけど、
この部分の民営化はもはや止むを得ないかなと実は思っている。


アメリカの意向には逆らい切れないというあきらめはもちろんあるけど、
なんだかんだいって、これだけ公共事業がうまくいかない世の中になったら、
第二の予算としての機能もあんまり見込みないしなー。
資源の再分配をうまく出来ないならば、「公」としてやっていくよりは、
「私」として競争にさらされたほうがいい気もするのである。
経済的にはお金が流れないと景気は停滞するわけで、流動的になるのは
そんなに悪いことばかりでもないのではないかな。
普通の銀行に預けてたって1000万円までは保証してくれるんだったら、
大部分の人は問題ないはずだしね。


まあ、俺は日本の財政赤字国債を燃やして解決すればいいのに、
って半分冗談で(半分本気で)思ってる人間だからそんなことを思ってしまうのだが。
国債を買えるような裕福な人(といっても本当は大部分が金融機関が持っているので絵空事だが)
たちには国債を燃やして紙切れにしてもらおう。それでチャラに、なんてね。
かつて江戸時代から明治時代の初期にかけて一度そんなようなことをやっていたはず。
不換紙幣が乱発されてインフレがどうしようもなくなった時に、
金兌換の紙幣を政府が新たに発行する際、不換紙幣を集めては燃やしていたらしいのだ。


新円切り替えをやるぐらいなら、国債政令でもやればいいのにねえ。
(もちろん冗談だけど)


今日は眠いのでここまで。